週刊AI銘柄観測 - 日本製鉄が最終32%上方修正、三菱重工含め2銘柄に「鉄板押し目」(2026年8月第5週)
地合い警戒下で「鉄板押し目」シグナルが日本製鉄・三菱重工業の2銘柄に点灯。日本製鉄は27年3月期純利益を32%上方修正、三菱重工は通期予想据え置きです。判定根拠とグラフつきで記録します。
今週の地合い
日経平均が20日移動平均線を下回って推移しており、地合いは「警戒」判定です。監視銘柄を走査した結果、notify銘柄は三菱重工業と日本製鉄の2件でした。いずれも地合い警戒下でのシグナル点灯であり、通常時より慎重な扱いが必要です。
notify銘柄
三菱重工業(7011) — 鉄板押し目
まずは判定に使った数値をグラフで確認してみます。
三菱重工業(7011) の価格ライン
材料とEPS方向
2026年8月4日、2027年3月期第1四半期決算を発表しました。売上収益は前年同期比15.5%増の1兆1,942億円、事業利益は65.1%増の1,596億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は97.4%増の1,346億円と大幅増益でした。エナジー・プラント/インフラ・インダストリアルソリューションの3セグメントが伸長し、特にGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)の受注が牽引しています(note.com)。
一方、通期の業績予想(売上収益5兆4,000億円、事業利益5,400億円、親会社の所有者に帰属する当期利益3,800億円)は期初予想のまま据え置かれました。受注高の通期見通しのみ6兆8,000億円から7兆円に上方修正されています(kikai-news.net)。四半期実績は計画超過でしたが、通期の利益計画自体は動いていないため、業績予想の修正方向(EPS方向)は「変化なし」と判定します。
なお、このシグナルは地合い「警戒」下で点灯しています。通常時よりも地合いの逆風を受けやすい点に留意してください。
なぜ「鉄板押し目」と判定されたのか
このシグナルは、上昇トレンドの中で株価が中期線付近まで調整し、そこから反発の兆しが出たタイミングを捉える設計になっています。
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中期線(MA20)が上向きであること
上昇トレンドが継続していることの確認です。
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株価が中期線近辺まで調整していること
行き過ぎた乖離ではなく、押し目の範囲に収まっているかを確認します。
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陽線での切り返し、または短期線(MA5)を上抜けたこと
反発の初動を捉えるための条件です。
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直近の押し目回数が許容範囲内であること
同じ調整が繰り返されすぎていないかのチェックです。三菱重工業は直近の押し目回数が1回で、許容範囲に余裕があります。
週足の13週移動平均線は上向きで、中期トレンドも上昇基調です。日経平均が軟調な局面でも個別の相対力(20日)がプラスに転じている点は好材料ですが、出来高は20日平均を下回っており、反発の勢い自体はまだ強くありません。
価格ラインの計算根拠
| ライン | 値 | 計算の考え方 |
|---|---|---|
| 待ち伏せゾーン | 4,011.7円 | 中期線(MA20)の現在値そのもの。押し目買いの指値目安 |
| 撤退条件 | 3,690.76円 | 待ち伏せゾーンから -8% の固定幅 |
| 利確目安の基本値 | 4,653.57円(参考) | 撤退幅(8%)の2倍、+16%を基本値として計算 |
| 継続確認ライン | 4,370.0円 | 直近60営業日のスイング高値 |
| 利確目安(採用値) | 4,370.0円 | 継続確認ラインが利確の基本値(4,653.57円)より手前にあるため、こちらを優先採用 |
継続確認ライン(4,370.0円)が利確の基本値(4,653.57円)より手前にあるため、そちらを優先採用しています。結果としてリスクリワード比は1.12と、通常の目安である2.0を下回る水準です。
エントリー後の見直しルール
7営業日を経過した時点で、シナリオを一度強制的に見直します。加えて、次のいずれかの条件が先に来た時点でも見直しの対象になります。
- 中期線(MA20)が下向きに転じた場合
- 決算発表を挟んで業績予想の下方修正が出た場合
利確目安の水準はあくまで目安であり、固定の目標値ではありません。
日本製鉄(5401) — 鉄板押し目
日本製鉄(5401) の価格ライン
材料とEPS方向
2026年8月4日、2027年3月期第1四半期決算とあわせて業績予想の修正を適時開示しました。第1四半期(4〜6月)の連結最終損益は752億円の黒字で着地。これを受けて通期の連結純利益予想(IFRS基準)を従来の2,200億円から2,900億円に上方修正しています(31.8%の上方修正)。上期(4〜9月)の最終損益予想も900億円から1,200億円に引き上げられました。背景には米国鋼材市況の好調と、傘下USスチールの収益改善があります(日本経済新聞、株探)。業績予想の修正方向(EPS方向)は「上方修正」です。8月26日時点で、これを覆すような新たな適時開示は確認されていません。
このシグナルも地合い「警戒」下での点灯です。材料自体は好材料ですが、地合いの逆風を受けやすい点に留意してください。
なぜ「鉄板押し目」と判定されたのか
条件の考え方は三菱重工業と同じで、上昇トレンドの調整局面での反発初動を捉える設計です。
-
中期線(MA20)が上向きであること
上昇トレンドが継続していることの確認です。
-
株価が中期線近辺まで調整していること
行き過ぎた乖離ではなく、押し目の範囲に収まっているかを確認します。
-
陽線での切り返し、または短期線(MA5)を上抜けたこと
反発の初動を捉えるための条件です。
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直近の押し目回数が許容範囲内であること
日本製鉄は直近の押し目回数が2回で、許容範囲の上限に達しています。次に同様の調整が入るとシグナル対象から外れる可能性があります。
週足の13週移動平均線は上向きが続いており、中期トレンドも上昇基調です。日経平均下落局面でも個別の相対力(5日・20日とも)がプラスに転じている点は好材料ですが、出来高は20日平均をやや下回っており、反発の勢いはまだ強くありません。
価格ラインの計算根拠
| ライン | 値 | 計算の考え方 |
|---|---|---|
| 待ち伏せゾーン | 669.18円 | 中期線(MA20)の現在値そのもの。押し目買いの指値目安 |
| 撤退条件 | 615.65円 | 待ち伏せゾーンから -8% の固定幅 |
| 利確目安の基本値 | 776.25円(参考) | 撤退幅(8%)の2倍、+16%を基本値として計算 |
| 継続確認ライン | 697.5円 | 直近60営業日のスイング高値 |
| 利確目安(採用値) | 697.5円 | 継続確認ラインが利確の基本値(776.25円)より手前にあるため、こちらを優先採用 |
継続確認ライン(697.5円)が利確の基本値(776.25円)より手前にあるため、そちらを優先採用しています。結果としてリスクリワード比は0.53と、通常の目安である2.0を大きく下回る水準です。値幅の割にリスクが見合っているかは、特に慎重に見ておく必要があります。
エントリー後の見直しルール
7営業日を経過した時点で、シナリオを一度強制的に見直します。加えて、次のいずれかの条件が先に来た時点でも見直しの対象になります。
- 中期線(MA20)が下向きに転じた場合
- 決算発表を挟んで業績予想の下方修正が出た場合
利確目安の水準はあくまで目安であり、固定の目標値ではありません。
シャドー観測
- 今週はshadowモードの銘柄なし(notify銘柄2件のみ)
免責事項
本内容は売買判断の材料提供を目的としたものであり、売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。