PER(株価収益率)とは
PER(Price Earnings Ratio)の意味と計算方法、割安・割高を判断する際の使い方を図解します。
PERとは
PER(株価収益率、Price Earnings Ratio)は、株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標です。「今の利益水準を基準にすると、株価は何年分の利益に相当するか」を表すと考えるとイメージしやすくなります。
PER(倍) = 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
例えば株価3,000円、EPS150円の企業のPERは「3,000 ÷ 150 = 20倍」です。
数値が高い・低いとはどういうことか
PERが低いほど「利益に対して株価が割安」、高いほど「利益に対して株価が割高」と判断されることが多い指標です。ただし業種や成長性によって適正水準は大きく異なるため、絶対的な基準ではありません。
- 成熟した業種(電力、銀行など)はPERが低めに出やすい
- 成長期待の高いIT・グロース企業はPERが高めでも許容されやすい
- 同業種内での比較や、その企業自身の過去水準との比較が有効
使う際の注意点
- 業種をまたいだ単純比較は避ける: 業種ごとに適正水準の相場観が異なる
- 赤字企業では計算できない: EPSがマイナスの場合PERは意味を持たない
- 将来の利益予想ベースか実績ベースかを確認する: 「予想PER」と「実績PER」で数値が変わる
まとめ
- PERは株価とEPSの倍率を表す、割安・割高を測る代表的な指標
- 数値が低いほど割安、高いほど割高とされやすいが、業種・成長性による違いが大きい
- 同業種内での比較や、過去水準との比較を組み合わせて判断する
- 単独の数値だけで投資判断を下さず、他の指標と合わせて確認する