出来高加重平均価格(VWAP)とは
VWAP(Volume Weighted Average Price)の意味と、機関投資家の売買コスト評価への使われ方を図解します。
VWAPとは
VWAP(出来高加重平均価格、Volume Weighted Average Price)は、その日の取引を出来高(売買された株数)で重み付けして計算した平均株価です。単純な平均値と異なり、多く取引された価格帯の影響を強く反映します。
VWAP = Σ(価格 × その価格での出来高) ÷ 総出来高
何に使われるのか
- その日の取引が高かったか安かったかの基準: 終値だけでなくVWAPと比較することで、平均的な参加者に対して有利・不利な価格だったかを判断できる
- 機関投資家の執行評価: 大口注文を一度に出すと価格に影響を与えるため、VWAPに近い価格で分割執行できたかが取引の質を測る基準として使われる
- デイトレードの売買判断材料: 株価がVWAPより上にあるか下にあるかを、その日の強弱判断に使うこともある
使う際の注意点
- 日をまたぐと計算がリセットされる: 基本的に1日単位で計算される指標
- 単独で方向性を示すものではない: あくまで「平均的な取引価格」を示す基準線であり、将来の値動きを予測するものではない
- 出来高の少ない銘柄では参考度が下がる: 取引が薄いとVWAPの示す意味も弱くなる
まとめ
- VWAPは出来高で重み付けした、その日の平均取引価格を示す指標
- 多く取引された価格帯の影響を強く受ける
- 機関投資家の執行評価や、その日の株価の強弱判断に使われる
- 1日単位でリセットされる指標で、将来予測には使わない